カセットコンロの備蓄は危険?ガス漏れや爆発を予防するポイント

カセットコンロの備蓄は危険?

カセットコンロは災害時にお湯を沸かしたり食べ物を温めたり、熱源として活躍するので、食料といっしょに備蓄しておいた方がいいと言われていますよね。

でも、私はカセットコンロをほとんど使ったことがなかったので

「カセットコンロってなんか怖い・・・」
「カセットコンロってガス漏れしない?爆発しない?」

とやたら心配していました。

実際、大きな災害が起こった後にカセットコンロが注目されてふだん使いする人が増えた時はそれに伴ってカセットコンロの事故も増えていました。

でも、いろいろ考えるとやっぱりカセットコンロは備蓄しておいたほうがよさそう!

そう思った以前の私があれこれ調べてわかったカセットコンロの不安とそれを解消するための対処法がこちらです。

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カセットボンベって長期保管して大丈夫?

カセットコンロを備蓄する時はいっしょにガスの入ったカセットボンベも用意する必要があります。

そこで気になるのが、カセットボンベのガスって劣化しないの?ということ。

備蓄となるとかなり長期間ストックしておくことになるわけですが、カセットボンベのガスが劣化して使用中に爆発したりすることはないのかな?と。

結論からいうと、

カセットボンベの缶の中には液化したガスが入っているのですが、このガス自体が劣化するということはありません。

でも!

カセットボンベにはガス漏れを防止するためのゴム製の部品がついていて、このゴムが劣化することはあります。

ゴムは使用頻度に関係なく経年劣化するので時間とともに傷んでいってしまいます。

そのため、カセットボンベ本体の部品が劣化することでガス漏れが起こることがあり、カセットコンロの使用中に漏れたガスに引火して爆発するという恐れがあります。

そこで大切になるのがカセットボンベの使用期限です!

カセットコンロの使用期限は6~7年

と決められていて、これは缶の分が劣化せずに使える期間を考えて設定されています。

カセットボンベのガス漏れを防ぐためにはこの期間内に使い切ったり、期限を過ぎてしまったものは買い換えるようにします。

使いかけのカセットボンベは保管できる?

カセットコンロを使う時に一缶まるまる使いきれず中途半端に残ってしまうことがありますよね。

この使いかけのカセットボンベは保管しておけるのか?というと、

できます!

カセットボンベはきちんと保管していれば何回かに分けて使っても問題ありません。

使いかけのカセットボンベを保管する時のポイントがこちらです↓

【カセットコンロからはずして保管】

使いかけのカセットボンベはカセットコンロに入れたままにせず、保管する時は一度カセットコンロから取り外します。

カセットコンロにつけたまま保管すると、缶が劣化した時にガス漏れを起こす可能性があるし、勝手に発火する危険性があるからです。

【必ずキャップをつける】

ガスが残っているカセットボンベをキャップをしないで保管していると、噴出口に何らかの衝撃や圧力が加わわるとガス漏れを起こす可能性があります。

【残りわずかなら捨てるのもあり】

ボンベの中のガスの残りがわずかなら心配しながら保管するよりも潔く捨ててしまった方が安心して過ごせるということもあります。

ガスの残っているカセットボンベを捨てる時はそのまま捨てるとゴミ収集車の中で缶が爆発してしまう恐れがあるので、必ずガスを出し切ってから捨てるようにします。

ガスを抜くというと、カセットボンベに穴を開けてガスを出すというやり方をする人がいるんですが、これは危険です。

ボンベの本体に穴を開けると中に残っているガスが勢いよく噴射して止まらなくなるので、自分がガスをかぶったり、近くに火の気があると爆発する恐れがあります。

なので、カセットボンベのガスを抜く時は噴出口をコンクリートの地面などに押し付けて出し切るようにします。

カセットコンロ用のボンベなら満タンに入っているものでも5分ほどで空になるのでそれほど時間はかかりません。

缶を振ってみて水が揺れるような音がしなければ空になっています。

あと、ガスは空気より重いので室内でガスを抜くと床に溜まってしまいます。

ガスを抜く時は必ず換気のいい屋外の火のないところでやってくださいね。

余談ですが、私の叔母はガス給湯器を使っている台所でカセットボンベのガス抜きをして小さな爆発を起こしたことがあります・・・

本当に気をつけてくださいね。

カセットボンベの保管場所はどこがいい?

カセットボンベはきちんと保管しないと本体がサビてしまったり、腐食してしまったりしてガス漏れの危険があります。

保管の仕方が悪いと使用期限の目安よりも早く使用できなくなってしまう可能性があるのでカセットボンベの保管場所はとても重要です。

カセットボンベの保管に向いている場所

カセットコンロやボンベを保管する場所は気温の差が少なく温度や湿度が一定に保てる、直射日光のあたらない乾燥した場所がおすすめです。

具体的には、室内の物置やクローゼットの中、床下収納、戸棚など。

カセットボンベの保管に向かない場所

カセットボンベの保管に向かない場所にはいくつか特徴があります。

【高温になる場所】

カセットボンベの保管で一番注意をしたいのが温度です。

液化したガスは高温になることで膨張する性質があるので暑い所においておくと破裂や爆発の危険があります。

カセットボンベを保管するなら40度以下が目安。

気温が上がりやすい屋外にある物置や車の中に保管するのはとても危険です。

【気温差が激しい場所】

温かくなったり寒くなったり、気温の変化が大きいところにカセットボンベを置いておくと缶に結露で水分がついてサビの原因になることがあります。

そのため、冷暖房をよく使うリビングや寝室などは避けた方が無難です。

【キッチンや洗面台の下】

台所のシンクや洗面台の下は湿度が高かったり、塩分などサビの原因になるものがたくさんあるので避けた方が無難です。

【高い場所】

カセットボンベを高い場所に収納しておくと取り出すときに落としてしまったり、地震の揺れで落ちてしまうことがあります。

高いところから落ちた衝撃でカセットボンベが変形したりするとガス漏れの恐れがあるので危険です。

カセットコンロって爆発しない?

冬になるとテレビニュースなんかでたまに見かけるのがカセットコンロの爆発の事故。

カセットコンロを使い慣れない人からするとこれってすごく怖いですよね。

カセットコンロが爆発する場合、原因は大きくわけると2つあります。

【ガス漏れが原因の爆発】

1つはガス漏れが原因で起こる爆発です。

ここまでにもお話してきたように、カセットボンベが劣化していると噴出口以外からもガスが漏れてしまい、カセットコンロの火が引火して爆発してしまうことがあります。

あと、地震の時などに気をつけたいのが家のガスが漏れている場合です。

最近のガスは大きい地震が起こるとガスの共有が自動で遮断される仕組みになっていることが多いので、家庭でのガス漏れはあまり無いといわれています。

でも、ガス管やゴム管が破損してガスが漏れているという可能性もあります。

そこで、地震の後にカセットコンロを使う時はガス漏れが起きていないか確認してから使うようにします。

念のためガスの元栓をしめて、変な臭いがしていないか確認し、換気しながら使うと安心です。

【カセットボンベが熱くなって爆発】

爆発のもう1つの原因がカセットコンロが熱くなって爆発してしまうというものです。

例えば、カセットコンロに大きな鍋やフライパンを乗せるとカセットボンベをなべ底が覆ってしまい、熱が伝わって温まり爆発の恐れがあります。

カセットコンロ爆発

また、大きな鍋や鉄板を乗せるためにカセットコンロを横に2台以上並べる使い方も危険です。

真ん中にくるガスボンベが熱くなって爆発する恐れがあります。

ストーブなどの暖房器具の近くで使わないというのも大切です。

それから、カセットコンロを台所で使う場合に、IH調理機器など熱が出るものの上でカセットコンロを使わないというのも重要。

自分で気づかないうちにIHのスイッチを入れてしまっていて、カセットコンロが加熱されてボンベが爆発してしまったという事故もあります。

災害時にカセットコンロを使う時の注意点

この他に非常時にカセットコンロを使う場合に気をつけたいことを書いておきますね。

【料理中はそばを離れない】

最近のガスコンロは地震の揺れを感じると自動で切れる仕組みになっていますが、カセットコンロにはそういった安全装置はついていません。

なので、地震の揺れを感じたら自分で火を消すようにします。

【安定した場所で使う】

カセットコンロは固定されていないし軽いので地震の大きな揺れがくると簡単に動いてしまいます。

そのため、キッチンやテーブルから落ちたり、激しく飛んだりする可能性があるので、地震の後はできるだけ安定感がある場所に置いて使うようにします。

【スペースのあるところで使う】

大きな地震の後は家の中のものが散らばって室内がごちゃごちゃしていることもあります。

そのため、カセットコンロを部屋に置いて使ってしまうことがあるのですが、これも気をつけないと思わぬ事故を引き起こします。

カーテンなど燃えやすいものが近くにあると引火してしまうことがあるし、壁に近いところで使うと熱がたまってボンベが爆発する恐れもあります。

なので、カセットコンロはできるだけ部屋の真ん中のスペースのあるところで使うようにします。

【テントや車の中で使わない】

換気の悪い狭いスペースでカセットコンロを使うと一酸化炭素中毒になる可能性があります。

さいごに

カセットコンロって使い慣れないとなんとなく怖いイメージがあるんですが、きちんと使い方を守っていればそんなに危険なことはありません。

そのためにも、ガスコンロを使い慣れない人は事前に使い方を知っておくというのは大切です。

備蓄でカセットコンロを用意した時に試しに使ってみたり、正しい使い方を練習しておくといざという時も安心ですよ。

カセットボンベの備蓄量などはこちらも参考にどうぞ↓

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