小麦粉は備蓄食料の中でも主食を作れるお役立ち食材です。
でも、ふだんパン作りやお菓子作りをしない人にとっては小麦粉で主食を作るといっても何を作ればいいのかいまいちピンとこないところがありますよね。
実際に大地震など災害が起こった時にクックパッドなどの料理レシピでは「小麦粉」という検索が増えたといいます。
で、小麦粉を使った主食っていろいろあるんですけど、手元にある材料によって作れるものが全然違うんですよ。
非常時のためにどんな食料を備蓄しているかはもちろん、災害の被害の大きさによって手に入る食材ってかわりますよね。
そこで今回は「ほぼ何もない!」という状況でも小麦粉を主食として食べられるようにできる簡単なレシピを紹介します。
PICK UP備蓄食品の主食!エネルギーと炭水化物が確保できる食品まとめ
小麦粉非常食レシピ①お好み焼き
日本の粉ものご飯といえばお好み焼きです。
お好み焼きは材料を混ぜて焼くだけなので作るのはものすごく簡単です。
一応基本の材料を紹介すると
・小麦粉 100g
・キャベツ 2枚
・卵 1個
・桜えび 少々
・水120 cc
作り方は材料を切って混ぜて焼くだけです。
後は焼きあがったものにソースやマヨネーズなどをつければおいしく食べられます。
台風で停電した、くらいの被害で他に食べるものがない時におすすめです。
冷蔵庫にお肉や冷凍シーフードがあればかなりおいしいご飯が作れます。
ただ、大地震とかになるとキャベツや卵をはじめ手に入らないものが多いですよね。
そういう時は缶詰のツナやコンビーフ、コーンなんかも具材になります。
最悪、小麦粉を水で練って何もいれずに焼くだけでも食べられるようにはなります。
もちろん、何も具を入れなければ何の味もしないので、正直おいしくはないです。
それでも、味の濃い缶詰などといっしょに食べれば主食としてしっかりとお腹を満たすことはできます。
断水で水がたくさん使えない時はクッキングシートやフライパン用ホイルがあると洗い物を減らすことができますよ↓
小麦粉非常食レシピ②すいとん
すいとんは昔からある日本の非常食です。
・小麦粉100g
・水100cc
・スープ(味噌汁、お湯に鶏がらスープの素を入れたものなど)
【作り方】
①ポリ袋に小麦粉と水を入れてよく練る、耳たぶくらいの柔らかさが目安です。
②ポリ袋の端を切ってスープにしぼり出して煮る
☆すいとんをスープに落とさずお湯で煮て、砂糖醤油やきな粉をかけて食べることもできます。
すいとんは作り方がものすごく簡単だし、水と小麦粉という必要最低限の材料で作れるのもいいところです。
断水して水が使えない時はポリ袋を使うことで調理後の洗い物を減らすことができます。
水が使える場合はポリ袋じゃなくボールの中で小麦粉を練ってスプーンですくってスープに落としても大丈夫です。
小麦粉非常食レシピ③トルティーヤ
水だけのお好み焼きに似てますが、トルティーヤのほうがおいしく食べられます。
・小麦粉 100g
・水 50cc
・オリーブオイル 大さじ1/2
(なければ食用油でもOK)
・塩 少々
【作り方】
①小麦粉に塩とオリーブオイルを加えて混ぜ、水を入れて均一になるようにさらに混ぜる。
②30分ほど生地を休ませる。
③生地を4等分して薄く伸ばす。
④中火にかけたフライパンで両面を軽く焼く
トルテイーやは冷めてもしっとりとやわらかく、缶詰などを挟んで食べるのにちょうどいいです。
ハチミツやジャムをつけて食べてもいいですよ。
災害時はホットケーキミックスも便利!
災害の時に小麦粉と同じくらい料理レシピで検索されたのがホットケーキミックスです。
ホットケーキミックスは小麦粉の他に砂糖や塩、ベーキングパウダーなどケーキ作りに必要な材料を混ぜたものです。
そのため、ホットケーキミックスはただ焼くだけでもちゃんと膨らむし、すでに味がついているのでおいしく食べられます。
災害時はフライパンで焼いてもいいし、湯栓で蒸しパンを作ることもできますよ。
非常食レシピ④ホットケーキミックス蒸しパン
①ポリ袋にホットケーキミックス、卵、牛乳を入れて混ぜる。
②ポリ袋の口を縛ってそのままお湯で25分ほど煮る
卵や牛乳がない時は水だけでも作れますよ。
あと、ポリ袋をお湯で煮ると薄いポリ袋は熱さで溶けて破けてしまう恐れがあります。
なので、非常時の料理で使うなら耐熱性のあるポリ袋をいっしょに備蓄しておくといいですよ。
こちらのポリ袋は耐熱120度なので沸騰したお湯に入れても大丈夫です↓
さいごに
今回は最低限の材料で作れる小麦粉レシピを紹介しました。
小麦粉を使ったレシピは調べればたくさん出てくるので状況にあわせて作れるものを作れば小麦粉はいろいろアレンジできるしおいしいものが食べられます。
小麦粉の保存方法や、備蓄で小麦粉以外の主食になる食品などを紹介しているのでこちらも参考にしてみてくださいね↓

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