備蓄食料で絶対に必要になるものの1つが主食です。
お米など食事の主食になる炭水化物の食料品はお腹を満たすだけでなく、体の中ですぐにエネルギーになるので非常時の食事には欠かせません。
主食になる食料品にはいろいろありますが、お米を中心にいくつかの食品を組み合わせて用意しておくようにします。
そこで今回は備蓄食料の主食に向いている食料品や長期保存に適した非常食、備蓄する時のポイントなどを紹介します。
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お米
日本人の主食といえばやっぱりお米、お米は備蓄食料のメインとなる食品です。
お米は備蓄の方法がいくつかあって、それぞれメリット・デメリットや気をつける点があるので1つずつ紹介しますね。
精米、無洗米
まずは精米や無洗米など生米をそのまま備蓄しておくのが基本。
ふだんから自炊でご飯を炊く習慣があるなら少し多めにお米を買い置きしておくようにします。
非常時でもできるだけふだんと変らない食事をとるのが理想、生米と水があればふだん通りの炊き立てのご飯が食べられるのがいいところです。
▼お米の備蓄はどれくらいの量が必要?賞味期限や保存の仕方がこちら
一方、お米は煮炊きしないと食べられないというのがデメリットでもあります。
大地震など大きな災害が起こった直後は火を使って調理できる状況でないこともあります。
また、災害時に困る人が多いのが「停電してご飯が炊けない」ということです。
停電したら炊飯器は使えなくなるので、鍋やビニール袋を使ったお米の炊き方を事前に練習しておいたほうが安心です。
▼災害時のご飯の炊き方4選!停電で炊飯器が使えない時の調理法
アルファ米
煮炊きしなくても食べられるお米として人気が出ているのがアルファ米です。
アルファ米は炊いたお米に温風をあてて乾燥させたもので、お湯や水を注げば煮炊きしないで食べられるのがいいところ。
災害が発生した直後など落ち着かない状況の時に役立ちます。
アルファ米について詳しくはこちらを参考にどうぞ↓
▼アルファ米とは?食べ方や賞味期限、どこで買える?基本まとめ
ただ、ふだん食べるご飯とは食感が違ったり、アルファ米の味や風味が苦手という人もいます。
なので、アルファ米は大量に買い置きをする前に無理なく食べられるかどうか試食しておくことが大切です。
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あと、アルファ米にのおにぎりバージョンもあります!
こちらは作る時も食べる時もおにぎりに手で触れることなく済ませられる便利なアイテムです↓
▼非常食おにぎりのおすすめは?賞味期限が長い楽天で人気なのがこちら
パックご飯
パック詰めされたレトルトご飯を備蓄する人も多いですよね。
確かに、一からご米を炊くよりもパックご飯のほうが簡単にご飯が食べられるし、ふだん食べている炊き立てのご飯に近い食感のご飯を食べられます。
ただ、災害時に困るのがやはり電気の問題。
ふだんならレンジでチンすればあっという間に食べられるパックご飯ですが、停電したら電子レンジは使えません。
パックご飯は一度温めないと食べられない食品のため、加熱に使う道具を用意しておかないと備蓄しておいても食べられないことがあります。
▼パックご飯はそのまま食べれる?災害時の食べ方やチンしない調理法
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▼パックご飯の賞味期限はどれくらい?期限を過ぎたら食べられない?
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小麦粉
小麦粉もいざという時に主食にできる便利な食料品です。
でも、小麦粉を使った料理ってパッと思い浮かぶのはパンくらいでどう料理に使えばいいかわからないという人も多いです。
実際に、大きな災害が起こった時にクックパッドなどの料理レシピサイトでは「小麦粉」というキーワードでの検索が増えたといいます。
小麦粉は水で練って焼いたり煮たりすればそれだけでも食べられるようになるんですが、ふだん小麦粉をメインに使って料理することがないとすぐには思い浮かばないんですよね。
そこで、災害時に簡単にできる小麦粉レシピをこちらにまとめました↓
また、小麦粉は保存方法を間違うとすぐに食べられなくなってしまうので長期保存にはこちらも参考にして見くださいね↓
パン
ふつうのパンを備蓄する時は食パンが基本です。
食パンは常温で数日は日持ちするし、調理せずそのまま食べられるので災害発生直後にはあると役立ちます。
一方、消費期限が製造から4~5日と安全に食べられる期間が短いので食パンは常温での長期保存はできません。
そのため、食パンの備蓄はふだん食べるパンを少し多めに買っておくローリングストックで備えます。
あと、以前は長持ちするパンの非常食といえば乾パンが主流でした。
でも、乾パンはものすごく硬くてふつうのパンとは全然違うし食べるのに苦労するので注意が必要です。
今は長期保存ができるパンとして「パンの缶詰」というのが売られています。
ふだん食べているパンのように柔らかい食感なのに、消費期限が数年先とパンなのにかなり長持ちするのが特徴です。
缶詰パンは少し甘めの味付けやデニッシュのようなパンが多いので、食事の主食と考えるとちょっともの足りないと感じる人もいるかもしれません。
ですが、避難生活の中で甘いもの、美味しいものを食べられるというのはそれだけで励みになるので、缶詰パンは他の主食にプラスして備蓄しておくのがおすすめです。
▼パン缶詰通販おすすめは?おいしいと口コミで人気の非常食がこちら
▼缶詰パンはどこに売ってる?買える店舗やおすすめの買い方
▼缶詰パンは賞味期限切れでも食べられる?消費期限の目安はこれ
もち
お餅は昔からある保存食で常温で長期間もつし、お餅は食べてすぐエネルギーになる上に腹持ちがいいので備蓄食料にもぴったりです。
1つ1つ個別包装された切り餅の賞味期限は製造から1年くらいなので、備蓄用としてしまっておいて年に一度買い換えるか、ふだんからお餅を食べる習慣があるなら少し多めの量を買い置きしておくといいですね。
ただ、お餅もお米と同じで火を通さないと食べられないので、非常時にできるお餅の食べ方を覚えておくと安心ですよ。
▼切り餅の災害時の食べ方!備蓄のお餅を簡単に食べる3つの方法
あと、最近は非常食として水だけあれば食べられるお餅も売られていて、簡単に食べられるのに美味しいと評判です。
こちらは切り餅ちに比べて賞味期限もずっと長いので、ふだんは食べずにしまっておく備蓄食料の中に入れておくといいですね。
▼非常食の餅のおすすめは?楽天で人気の備蓄できるお餅がこちら
乾麺
パスタやうどん、そば、そうめんなどの乾麺はお湯で茹でれば食べられるようになるので災害時にもあると役立ちます。
お米だとお鍋での炊き方法がわからないなど困ることがありますが、乾麺はふだんと同じ茹でるだけで食べられるのがいいところ。
調理が簡単なので台風で停電した時などでも作りやすいです。
乾麺の備蓄はふだん食べる分より少し多めに買い置きして、ローリングストックで使いながら買い足していくのがおすすめです。
乾麺を備蓄する時は麺だけでなくパスタソースや麺つゆなども忘れずに買っておいてくださいね。
あと、いざという時にはお湯を注ぐだけで食べられるカップヌードルなどの即席麺も便利です。
お鍋で麺をゆでるのと、麺にお湯を注ぐだけで食べれるのと、同じように感じられるかもしれませんが、非常時にはちょっとのことが大きな差になります。
ふだんはあまりカップ麺を食べる機会がなくてもいくつかストックしておくといざという時に便利です。
シリアル
コーンフレークなどのシリアルは調理なしでそのまま食べられるし、常温保存ができて開封後もしばらくもつので便利です。
シリアルは未開封での賞味期限が半年くらいなので、備蓄のためにわざわざ買ってくるというよりは、ふだんからシリアルを食べてる人が少し多めにストックしておくローリングストックでの備蓄向きです。
ふだんコーンフレークなどを食べないなら食べ慣れた他の食料品を備蓄しておいたほうがいいですね。
さいごに
今回は備蓄食料の中でも絶対に必要になる主食の炭水化物がとれる食料品についてお話しました。
この他にもたんぱく質がとれるおかずや飲料水など無いと困るものがいくつかあります。
備蓄食料で必要なものはこちらにまとめているのであわせて参考にしてみてくださいね↓

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